■■■USMLE 完全対策 part2ーPhDに訊く■■■
1 :Postdoc in USA:2001/06/30(土) 21:02
USMLEはアメリカ医師国家試験であり、臨床留学のライセンスECFMG certificate獲得には必須です。
Step1(基礎医学)step2(臨床医学)CSA(実技試験)の3関門があります。このスレでは生物板であることを考慮して、
Step1(基礎医学)を中心として試験内容に関する勉強(質問・解答)、試験情報の場にします。この板の優秀なPhDの人にも
試験ということを離れてアカデミックな質問、議論をしてみましょう。他ステップ、その他情報も可ですので自由に書き込みましょ
因みにstep1=解剖学、行動科学、生化学、免疫学&微生物学、生理学、薬理学、病理学です。
part1 ■■■■USMLE step1,2,CSA勉強会■■■■(
有用サイト紹介
1. 「USMLEと海外臨床医学留学の掲示板 (USMLE BBS)」ーもっとも活発で有用な情報が飛び交う情報交換の場
2. 「USMLEMLハ(日本語版)」 USMLEをめざす日本人のためのML
3. 「global USMLEハML(英語版)」USMLEをめざす世界の人のためのML。外国に友人ができるかも。
4. USMLEのOfficial page
5. IMGのための情報交換のページ-アメリカで頑張ろうとする外国人医師のためのページ
注意:1.内容をよく説明して下さ。
2.公の掲示板にふさわしい発言お願いします。
3.荒らし厳禁です
2 :2ちゃん使者(藁:2001/06/30(土) 21:16
新スレどうも。>1 BBSの返事をもういちど。
BBS使者> でもお金への執着だけじゃそれこそやっていけないんじゃないかな?
BBS使者> 日本でもアメリカでも。ここでレジデントとして頑張ってる人達って
BBS使者> そういう事だけに目が向いてはいない気がするけど。その辺どうですか?
BBS使者> 2ちゃんねらーさん。
もちろん、あなたのおっしゃるようにお金がすべてではありませんよ。
ですが、独り身ならまだしも、先立つものは金であることも事実です。
急病になったらどうしますか?家族と渡米して、金が無くて旅行など
できない、まったく楽しめなければどうしますか、ということです。
BBSの人たちは、金で買えないもの=夢を期待してこられるのでしょう。
貧乏何するものぞ、とね。それはそれでいいでしょう。
しかし親兄弟を含め貴方の人生貴方を心配する人は貴方だけでは
ないはず、ということも心の隅に留めて下さいな。そのもろもろの中の
一つがお金であるということで例を出したまでです。
BBSではあまりそんな議論はなかったですから。
それと、もう一点問題提起しましょうか。
Kick outです。3年間のレジデントを1年で諦めたひとの投稿が
ありましたが、アメリカではマイノリティーが白人を凌ごうとすると
出る杭は必ず打たれます。そして集団医療でミスが起きた場合も
トカゲのしっぽきりよろしく、その罪をなすりつけられるのはだれか
見当が付きますよね。
「俺はUSMLEが高得点だから大丈夫。英語が大丈夫。」だけでは
まったくやっていけません。希望をねじ伏せるつもりはありませんが、
色んな意味で超人的にタフでないと異文化の国のマイノリティーはつ
とまりません。そのために色々な視点からの議論も必要です。
私自身色々経験しましたし、色々な人を知っています。
では頑張ってくだされ。
Adieus!
あるMLで下のような文章を見たんですけど、セロトニンについて解説して下さい。とくに基礎的な薬理学的なことで。(過敏性大腸炎との関係もできれば)
Irritable Bowel Syndrome, otherwise called spastic colon,
mucous colitis, nervous colon etc. Considered a psychological
disease, because of its high incidence in women, multi-factorial
causes and because it is hard to cure, getting the patient back
to the doctor frequently. It is an irregularity of the serotonin mechanism. Clinical diagnosis based on the Rome II criteria of
lower abdominal pain in the last 12 weeks (not consecutive) during
the last 12 months associated at least to changes in the form and frequency of stools (from constipation to diarrhea or vice-versa)
and bloating. Prevalence ranges from 15-25%, has been reported worldwide and in the US 70% are women between 15-34 years of age
cause of 3x more absences to work/school, visits to the doctor
and more surgical procedures than normal population. sometimes
there is history of sexual or sexual abuse in the past. Colon
response to stress is exarcebated, gastrocolic reflex, urgency
to pass stools, happens 20-50 minutes after a meal, with cramping
and gas retention. Higher visceral sensitivity is due to distention, food or gas and is the cause of pain.
4 :続き(3):2001/06/30(土) 22:53
**Serotonin
1- affects both the motility and visceral sensitivity of colon
through 5-HT3 and 5-HT4 receptors on the intestinal cells, causing peristalsis (stimulated by the bolus cause bowel contraction of the part above and distention of part below of the bowel) 2- travel to
the medulla to the brain stem and limbic system (where it produces feelings of fear and anxiety 3- travel to thalamus to cerebral
cortex - prefrontal activity
Diagnosis is symptomatic. Identify dominant symptom (constipation or
diarrhea), consider differential diagnosis -( masses, occult blood
on stool, fever, weight loss, old age, nocturnal awakenings, anemia, increased ESR, abnormal chemistry) ask for diagnostic exams sigmoidoscopy, colonoscopy, initiate treatment:
mild disease:
1) education about disease, reassurance it is not leading to cancer
2) dietary modification -eliminate offending items
moderate disease:
3) monitoring and modification - attentive to symptoms, severity, associated factors, emotional response and cognition
4) pharmacotherapy of gut symptoms - anti-spasmodics and antiflatulents (low efficacy)
5) psychological treatments- work well on the short term severe disease
6) set realistic goals - improvement not a cure
7) focus on health not on illness
8) antidepressant therapy - TCAs or SSRIs in very small doses to interrupt pain-gate response
9) referral for symptoms management when necessary psychologist,
psychotherapist, pain control center
New drugs are waiting approval by the FDA, very specific, effective and with few side effects.
5 :>3,4:2001/06/30(土) 22:58
薬学博士の超有名人、堕ちた研究者ことオチケンにきけば?
6 :某BBSより:2001/07/01(日) 00:43
生物版に下の外国人の例ようにアメリカで頑張ってる人いますか?
1473 re(2):10年目でレジデント始める人たくさんいるよ。
2001/6/30(土)22:42 - 医者1 - 16 hit(s)
例えば、中国で8年マイナー科の医者。
米国で4年間、ポスドク。
のち、別な科でレジデント開始、
今度フェローに。
インドで医者。英国か何処かで研究。
15年目で米国でレジデント開始。
ヨーロッパ人。
研究大量。Nature、Scienceも。
10年目くらいでレジデント。
フェローの時に既にグラント確保。
今は、スタッフ。
グラント、ポスドクあり。
別の大学から招聘されているらしく、そのうち異動。
ヨーロッパ人。
40過ぎて、レジデント開始。
それまでは研究、子育てが主。
レジデントはあと2年残っているそうです。
某南アジア人。
母国で、1-2年医者。
日本で4年でPhD。
アメリカでポスドク3年くらい。
現在レジデント3年目。
研究論文大量。
などなど、たくさんいます。
これ以上言うと(特に非常に身近な存在について)個人特定につながるのでおわり。
たくさんいるというのが、誤解を生むのであれば、
私はそういう人を複数知っている、中には、
成功をおさめている人もいるという風に直します。
卒後10年目くらいでレジデントを開始する人の
FMG全体にしめる割合は分かりません。
7 :名無しゲノムのクローンさん:2001/07/01(日) 00:52
研究者は年寄りならいくらでもいるぞ。
8 :名無しゲノムのクローンさん:2001/07/01(日) 01:10
橋Gと偽橋Gがなだれ込んできてから、向こうのBBSのがらの
悪さは2ちゃん以下になったかもしれんな(笑)
9 :名無しゲノムのクローンさん:2001/07/01(日) 03:32
hage
板違いな上に他人頼みのスレたてるんじゃねえよ。
医歯薬板でやれや
11 :>10:2001/07/01(日) 04:33
心の狭い無能なPhDがいるもんだ(ワラ)
sage
13 :1:2001/07/01(日) 04:38
もとは医者版にありましたが、荒らされて大変でした。
でスレ立てた人はどこかへ逝きました。
イシヤク番にはスレを立てられませんでした。
立てられても荒らされるのは確実です。
そしてお断りの通り、基礎医学の勉強に一番関係する
ここだと思いました。ですからお許しを。
お気に召さなければこのスレは無視して下さいね。
>10
14 :名無しゲノムのクローンさん:2001/07/01(日) 04:38
age
15 :BBSのつづき:2001/07/01(日) 04:43
1475 re(3):10年目でレジデント始める人たくさんいるよ。
2001/7/1(日)04:00 - Jim - 6 hit(s)
まあ、確かにおっしゃる事は尤もですが、端から見ると、30代後半から40代初めくらいの研究に脂ののりきった医者(特にNatureなんかに載せてりゃなおさら)が3年なり5年なりの純粋に臨床だけの期間を過ごすのは本人の将来にとってはいいんでしょうか。そのまま研究やっていた方が高い地位に上れたかも、という疑問を持ってしまいます。その方達はアメリカで臨床をする事で経済的にいい地位を得たい、又は研究費の多いアメリカで研究を継続するためにそれを中断してレジデントになるというのが彼らのモチベーションであると思うのですが、如何でしょう。また卒後10年たって専門を変えるというのは言語道断ではないかと思います、逆戻りの選択としか言えません。(脳外科医がマッチしやすい神経内科に変えたり、でしょう� ��)それと卒後10年程してからレジデントに戻る人は感受性や柔軟性が10年前と同じでないとやっぱり無理でしょう。 レジデント終了者より。
当たってる部分もあるけど人の人生はひとそれぞれじゃないですか?
ところで何処(何州)の病院で何科のレジデントを終了したのでしょうか?
セロトニンは腸管運動を促進します。
17 :3:2001/07/01(日) 04:59
どうもです。
でもセロトニンれせぷたー、顎ニスと、あんた後にすと、
代謝経路、代謝される臓器、等々薬理学的な詳細知りた
いです。教えて下さい。
セロトニン代謝:
モノアミンオキシダーゼ(MAO)*により酸化的脱アミノ反応を受けて
5-ヒドロキシインドールアルデヒドになり、
アルデヒドデヒドロゲナーゼにより酸化されて
5-ヒドロキシインドール酢酸(5HIAA)として尿中に排出される。
(脳中の5HIAAは血中に排泄された後、尿中へ)
*はミトコンドリアの外膜局在。
**は
19 :外野席:2001/07/01(日) 05:27
では問題です。SSRI=serotonine-selective reuptake inhibitorは何の新薬でしょう(といっても古いけど)
20 :バカ受験生:2001/07/01(日) 05:28
どうもです。ではセロトニンの代謝疾患ってなんかあるんですか?
それとその場合尿中濃度か血中濃度で5HIAAかなにか測るんですか?
すみません、ご教授をば
21 :バカ受験生:2001/07/01(日) 05:29
わすれた>19 で商品名(試験にでないけど)は何?
>>21
抗うつ剤 商品名はプロザック
>>19
SNRIの利点は?(SSRIと比較して)
24 :バカ受験生:2001/07/01(日) 14:11
25 :参考:2001/07/01(日) 14:25
Antidepressants
Until recently, tricyclic antidepressants were the mainstay of
treatment for depression for more than 30 years.
With the induction of SSRIs, however, tricycles are used much
less frequently. Tricyclic medications have numerous side effects,
includinc sedation, weight gain, orthostatic hypotention, and a withdrawal
syndrome. Also, if taken as an overdose, TCA are cardiotoxic and often
lethal. By comparison, SSRIs have low rates of toxicity, althogh GI symptoms
and headache are seen. SSRIs are also less of a concern in patients with suicidal
ideation because overdose is not lethal. MAO inhibitors, previously second-line
agents in the treatment of depression, are rarely used these days due to multiple
side effects. Lithium is not an antidepressant but is used in the treatment of bipolar
disorder. The mechanism of action is unknown. Adverse effects are common and include
tremor, sedation, leukocytosis, and endocrine problems, such as thyroiddysfunction
and diabetes insipidus. Lithium levels should be monitored regularly.
26 :名無しゲノムのクローンさん:2001/07/01(日) 14:26
2ちゃんのアイドル、生物板のブレインのオチケンさんですか?>>22,23
27 :2ちゃん使者(藁:2001/07/01(日) 14:41
元裏fellow> この層(卒後10年〜)が何時までも他人に甘えて"自分のための訓練"ばかりやって
元裏fellow> いては、明日の医学はあり得ませんな。正直言って私の知る限りでは、この層でまた
元裏fellow> レジデントをやろうとする人間は、口でいくら理想論(私は生涯一研修医です、等。
元裏fellow> 失笑ものだが。)を述べていても、現実には、医学の最先端で戦う勇気が無い、いわゆる
元裏fellow> モラトリアム人間が多いようで・・・。(以上BBSより引用)
そうかもしんないけどですね・・むむ。いいじゃないのよ、人生それぞれなんだから。
後悔するのはご本人なんでしょ。日本は農耕民族の村社会だから、変わった人は
村八分で疎外されちゃうけど。アメリカの良いところは他民族で変な人も一杯いるから
変な人に対するキャパシティーが大きいんだよね。で年寄りの研修医であろうが、
変人であろうが、それだけではやっていけないことはないって。
でも言(逝)っておきますが、狩猟民族の本質は「他人をみれば敵と思え」。
その厳しさはありますねー(汗)
28 :くだらないお断り・・27:2001/07/01(日) 14:43
他民族(誤)
多民族でした。スマソ
29 :SKF:2001/07/01(日) 15:55
>>19
抗鬱だけじゃなく、摂食障害の治療にも使われている。
>>29
摂食障害が拒食症が原因の場合は、やはり抗うつ剤の範疇に含まれると
思われるが
31 :SKF:2001/07/01(日) 16:19
>>30
過食症の治療に使われていると聞いた。
prozacもzoloftも食欲を抑えるから。
アメリカでは、多動の子供にprozac飲ませてる
場合もあるね。
32 :名無しゲノムのクローンさん:2001/07/01(日) 16:27
多動の子供にリタリンのませたらもっと動くかな?
33 :SKF:2001/07/01(日) 16:31
>>32
リタリンは、多動の子供に飲ませる薬だよ。
34 :名無しゲノムのクローンさん:2001/07/01(日) 16:47
リタリンと多動児■
精神科医でも(心理)薬剤士でもない僕が、リタリンと多動児について書いているのは、臨床家として責任を痛感するから。精神科医に紹介するのは僕の役目のひとつであるし、精神科医の診察を受けたら9割がたなんらかの薬を処方される。その後も、薬の効果や服作用について話し会う最初の窓口であり、クライエントに分かりやすい言葉を喋るのはカウンセラーであることが多い。簡潔に説明するのにはきちんとした知識が無いといけない。
リタリンを多動児に投薬することについては、本当にあやふやな情報しかない。長期に服用した時、副作用がどうなるのかについても色々調べてみたが、資料ごとに違ったことをいっているようだ。(もっと詳しいことを近く書くつもりです。)臨床家は各人で調査をして、自分なりの意見を持つしかないと思う。例えばRussell Barkley の "Attention-Deficit Hyperactivity Disorder (ISBN: 1-57320-275-5) によると、子供がリタリンを長期に服用しても長期的な服作用は起さないようです。一時的に身長/体重の伸びが遅くなるときがあるが後に追い付くとか。
ADHD/ADD は抑制を司る前頭葉の働きが低下することによって起こることが原因と考えられている。だからリタリン、デキセドリン、アデロル等の興奮剤を(不思議なことに多動な子供に)与えることが最も盛んに行われている。(大抵の場合セラピーと併用になるので僕達の出番となる。)
しかし、向精神薬を発達中の脳に与えるのだから、当然副作用が心配される。僕達でもよく分からないのだから、当の子供や親は本当に不安だ。薬について詳しく話し合いをして、分かっていることとそうでないことをきちんとさせておくべきだと僕は信じる。
それに、投薬はあくまで一時的に症状を抑えるものであって治療ではない。今の所、僕の知っている限りでは本当の治療法というのは無い。僕にできることはセラピーの他クライエントとその家族の、ADHD/ADD についての理解を助けること、不必要な不安や罪悪感を減らすこと。そして学校、精神科医、 PCP (Primary Care Physician-主治医) との連絡。最後に、やはり楽しいセッションをすること!
35 :別の受験生:2001/07/02(月) 00:42
Neurolepticsはdopaminやserotoninのレセプターをブロックするの
でした。で副作用が問題になり、Parkinsonismや他のextrapyramidal
symptomsがでます。でも他にも色々と重要な副作用があります。
そこで質問です。
1.tardive(晩発生) dyskinesiaは不可逆性の口や四肢のアテトーゼを
伴う厄介な症状ですが、普通これを軽減するはずの抗コリン剤はかえって
症状を悪くさせます。どうしてでしょう?
2.もうひとつ重要なのはNeroleptic malignant syndromeといって希ですが
急性の症状があります。これになると高熱、筋硬直、自律神経失調、などが
あります。この場合もちろんこの神経弛緩剤は中止しなければいけませんが、
その場合ブロモクリプチン(ご存じドーパミンアゴニスト)を与えます。
この詳細を教えて下さい。
またセロトニンレセプターをブロックする作用が副作用とどう関係するのか
も教えて下さい。
オチケン様他薬理に明るい方のご指導よろしくおねがいします。